Topics in Neighbour vol.1
夜行列車がなくなった  -地域の終電事情−

#位置関係 Location  〔地図情報〕

#いまは新幹線が軸
 地域の鉄道地図を作ってみました。東西に走るのが新幹線を東海道線、南北が御殿場線と駿豆線(伊豆箱根鉄道)になっています。  開通の古い順で言いますと東海道の沼津以西と御殿場線で次いで駿豆線。駿豆線は当初豆相鉄路を呼ばれていて、当時の三島駅(現在の御殿場線下土狩駅)が始発駅でした。  最後が東海道線の沼津より東の区間です。それでも昭和9年のことです。 ここまではみんな古い。  そして新幹線です。 新幹線自体は昭和39年10月に開通しましたが、三島駅はこれに遅れること5年、昭和44年に開業しました。 新幹線で最初の請願駅です。
 歴史をひもとけば地域の交通状況は東海道線を軸に物事が動いていましたが、現在は新幹線です。ここまでを下敷きにして本題にはいります。  

#地域の終電事情
 先日、仲間との飲み会の帰途、終電を利用しました。 万事クルマ社会になって久しい地方都市では珍しいことと言えます。  たまの機会なので我が地元の終電事情を記録しておきます。
 静岡県沼津、三島地域の終電は、三島駅に到着する最終の新幹線を軸にセットされています。時系列で説明します。
   @新幹線のぼり、三島着23:22  新大阪からの便で三島どまり
   A新幹線くだり、三島着23:39  東京からの最終便、三島どまり
   B東海道のぼり、三島着23:41  新幹線の乗客を迎えにきた電車
   C東海道くだり、三島発23:46  三島発沼津行き、となり駅が終点
   D駿豆線くだり、三島発23:47  三島発大場行き、車庫のある駅が終点
〜結局のところ、ラスト新幹線の乗客を自宅に送り届けることが地域の終電の役割というわけです。 Bの電車、 今は静岡発三島どまりの便ですがかつては沼津始発の三島どまりでした。  グリーン車2両を連結した堂々たる12両編成で、沼津/三島間を深夜に往復した時期がありました。
 Cの電車を沼津より西へ運行するよう要望する声が少なくありません。  しかし、日付が変わる時間帯であることと車庫が沼津にあることなどの事情もあり、沼津どまりです。
〜もっとも、東海道くだりはこの後沼津どまりの便があります。東京からの0:37着。 (今年3月13日までは、大垣行きが1時台にありましたが、現在は臨時列車になっています)

※余談 かつての夜行(長距離列車)
 筆者の乗車経験では東京/大垣、熱海/米原です。もちろん区間乗車です。父親の時代は東京/下関によく乗ったといいますし、東京/鹿児島も見かけたといいます。  東京/鹿児島は44時間あまりを要したらしい。これらは夜行列車というより目的地到着までに一晩もしくは二晩をかけざるを得ないという自然発生の現象でした。  沿線では終電といえるものがなかった。
 筆者の少年時代、(昭和40年前後の時期です)沼津駅のホームには一晩中営業するそば・うどんの店があって、店内には温度の異なる二つのつゆ釜がありました。  停車時間中に急ぎ食べる人のためにぬるいそば・うどんを出していたといいます。車内持込み容器などのなかった時代のことです。  幹線の座を文字どおり新幹線にゆずった今は、標記の程度で終電を迎えます。

 

 

 

 

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