A Compendium of Season words vol.4
地域の歳時記  -大運動会−

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 町民体育大会・開会式 〔10月〕

#Anyway Big Scale  〔とにかく大がかり〕

#区対抗の大規模行事
 長泉町は、昔の字区分を基本として現在は区をよばれる区域に分かれています。 運動会はその区どうしの対抗戦の形で競われます。  区の数は現在46区あり、それぞれが区として協議にエントリーします。 人口の少ない区では選手が集まらずに出場できない種目もありますし、大きな区でも1チームしか出られないので 事前に予選をやって最強チームを出したり、ドリームチームで出場するケースもあります。  レース種目はほとんどが予選・決勝の形になりますので早朝から始めねばなりません。 応援の人たちを含めますと延べ4000名という人たちがあつまります。
 会場は、町営運動場。 一辺が160mくらいのほぼ正方形のグラウンドでここに一周200mのトラックを描き、その周りに応援席のテントをめぐらせます。  秋の一日、古くから住民の楽しみとする伝統行事として続いています。

#壮観、二重の観戦テント
 写真は開会式時の本部テントに向かって撮影したものです。 本部関係だけで3張り、これに並ぶ形で各区がテントを並べます。 これがコースに面した表とその裏にもうひとつ。  つまりトラックを囲んで観戦テントは二重になります。 この状態で200mトラックが隙間なく埋め尽くされます。  裏側のテントは縦置きして出入りを楽にしたり、さあらに奥には更衣室テントや食事専用のテントを設営する区まであります。 仮設トイレも2か所、規模の大きなものが設営されます。  各区テントの裏面では得点表や出場者の一覧表などの掲示コーナーもあり、喧噪を極めます。 これでもかつてと比べて寂しくなったと嘆く向きもあるとか。
 国体や日大の運動会をのぞいて、これほど大がかりな運動会を私は知らない。 

  

  

  

  

#A digression 〔余談〕

・防災訓練の意味合いもあるのだろうか?
 これほど多くのテントが実は朝の数分のうちに出来上がります。 前日のうちに搬入し部材を配置してはいますが、目を瞠ります。 ここで着替えたり、食事を出したりゴミを分別収集したり。
 よく考えますとこれらの行動は、避難所での営みにかなり似ています。 毎年定期的に実行するわけですので、訓練の意味合いもありますし、テントやイス、テーブルなど備品類の点検と補充の機会 にもなっています。 強いて不足しているものがあるとすれば、照明器具と煮焚きの熱源くらいのものです。
 公式には何も告げられていませんが、当局はこうした習慣をあえて続けることで防災訓練の意味合いを密かに期しているのではなかろうか、そのように考えてしまいます。
・隣がゴミの処分場
 一日で集まるごみは、トラック数台分にもなります。 閉会式の直後にはトラックが入ってきてさっさと集めて走り去ります。 しかし行き先は隣の敷地。 直線距離にして300mありません。  燃えるゴミの処分場です。 集められて30分後には灰になっています。 燃えない方のごみも処分場が20分程度の場所にあり、おんまけて来れば終わりです。 なんとも段取りのよい運営です。  これも長い伝統のなせるわざなのでしょうか。     

 

 

 

 

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