Administration vol.1
地域の行政について  -統計−

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静岡県長泉町役場の姿 〔2008.6.1撮影〕

#A principle  〔編集姿勢〕

 堅いテーマをソフトに表現する。 これが一番の方針です。 実は同じようなことを行政当局も考えているようです。 町がつくったソフトな“公式”ホームページはこちらです。 



 ここでは、具体的な数値、これは役場のサイトから正確で最新の数値を引用します。 しかし、地域をご紹介するのに必要な部分だけにかぎることにします。 数字が多いと堅くなりますので、そうします。  わずらわしい数値を少なく、しかしその意味をわかりやすく表現しようと思います。 これがここでの編集姿勢です。

 

 

#Satistical Deta 〔統計から〕

#人口と予算
1.統計数値: 人口40,181人 〔H.20.5〕  予算117億6100万円〔H.18〕
2.人口について: 町としては規模が大きいといえますね。 昔ならとっくに市に昇格している規模です。 こうした例は大都市近郊のベッドタウンに多く、ときおり県庁所在地に隣接したところが数万人規模になる例があります。  長泉の場合は特にベッドタウンというわけでもなく、町のなかに多くの職場が存在する。 また高齢者の割合が比較的少ない、〔若い町〕といえそうです。
3.予算について: 単純な割り算で、住民ひとりあたり29万円強になります。 自分が納めている地方税、これは県民税と一緒なのですが、それに比べてずいぶん高いように思われます。  我が家の人口5人分としては、ざっと150万円くらいになる勘定です。 それに対して収めている税金は給与明細からみてずっと少ないのです。 企業や国からの収入が相当な割合でふくまれているのでしょう。  

#財政状況
1.統計数値: 経常収支比率 70.2%  公債比率7.7%  財政力指数1.38 〔すべてH18〕
2.経常収支比率について: 行政サービスにかかる費用を収入で割った数字です。 この割合は、少ないほうがよい。  70.2%とは、10万円の収入があるが、7万円で必要なことはまかなえているということですから、『余裕じゃんね』ってな具合でしょうか。  国が言う望ましい目安も70〜75%だそうで、うまくいっていると考えていいのでしょう。
3.公債比率について: 借金返済額を収入で割った数字です。 この割合も少ないほうがよい。  7.7%ですから、10万円の収入で7700円をローンの返済に充てているということ。 ふつう、10%以内なら財政状態は健全なのだそうです。  私個人にあてはめますと、住宅ローンの返済額は収入の12%近いので、俺んちの家計より町は健全ということになります。
4.財政力指数について: 収入を標準的に必要とされる経費で割った数字です。 つまり1.0以下ですと自分の収入だけでは赤字、ということ。  赤字の分は国が穴埋めしてくれます。 これは普通交付税と呼ばれます。 1.0を超えていると交付税はもらえません。  こういう自治体は、不交付団体と呼ばれ、大変名誉なこととされています。 現在のところ、全国的にみて不交付団体はごく少数。

 

 

#A digression 〔余談〕

・良好な財政状況の副作用
 合併に消極的になるという副作用が強い。 上でご紹介したように長泉町の財政は実に良好で、国から表彰されてもおかしくないような状況といえます。  したがって、他の財政状態のよくない相手となど合併したくないのです。 近隣の自治体はよくないのかといいますと、そうでもない。  長泉ほどではないまでも、まあまあ良好な自治体が多い。 つまりお互いに合併する動機が希薄なのです。
 道州制まで視野においた行政改革の流れのなかで、地域の将来を真剣に考え、その必要の範囲で合併を考えるべきでしょう。  財政がよければ合併を考えなくともよいというわけではありません。 良好な財政事情がこの辺の取り組みにブレーキとして作用している節があります。  

 

 

 

 

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